定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
カテゴリ
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月

最新のコメント

<   2005年 11月 ( 49 )   > この月の画像一覧

北斗七星のカタチ

こぼれない柄杓
c0048132_2374435.jpg


今夜は8時半の湘南ホームライナーで帰宅した。もみじ山を徒歩であがった。よく晴れて寒い。
冬の夜空は星が美しい。峠道から夜空をパチカメで撮った。むろん写らない。せいぜい工事現場の臨時灯ぐらいだ。

 友人に音楽番組のプロデューサーがいる。彼は長年「名曲アルバム」の名作を数多く作ってきた。だからよくヨーロッパに出かけている。その彼が、今朝私に「おい、スコットランドへ行ってきたってな。北斗七星を見てきたかよ」と言う。なんのことだ。

 怪訝な顔をしたら、スコットランドで見る北斗七星はひしゃくから水がこぼれないと、彼はすました顔で言う。
「かの地は緯度が高いだろ。だから北斗七星のカタチが縦長から横長に移っていくんだ。つまりひしゃくは水平になって、入っている水はこぼれないって言うわけ」

そうか、緯度によって星座の見え方が違うということは、キトラ古墳の天文図解明のときに自分でやっていたではないか。そのことをすっかり忘れていた。

水平の北斗七星を見なかったことは本当に残念だ。エジンバラでも夜空を仰いだが、星が日本で見るときと変化していることには心がいたらなかった。
生きている間に、いつかこぼれない柄杓に会いたいものだ。


来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-30 23:07 | 登羊亭日乗 | Comments(0)

夏目漱石とスコットランド

忘れないうちに書いておこう

2年前に、私は「祖父夏目漱石~『猫』誕生百年~」という番組を作ったことがある。
番組のきっかけは、夏目房之介さんの実家で父純一の遺品の中から、わがチームが漱石の「文学論」ノート2冊を発見したことから始まった。このノートとは現在『文学論』として発表されているものの原型になるもので、作家漱石の誕生以前に書かれたものだ。

1900年、出来たばかりの新政府の官費留学生として大きな期待を背負って、漱石はロンドンに赴いた。西洋の文学とはいかなるものかを調べる役目を担っていた。ところが思うように実績をあげることができず漱石は神経衰弱になってしまう。どこへも行かず、漱石は下宿に閉じこもる。次第に漱石は狂ったと噂されるようになる。「夏目狂せり」在ロンドン日本人の中の噂が、遠く日本の文部省に届くことになる。文豪漱石のもっとも苦しい時代の一つで、いまだに謎が多くあるといわれる時代だ。

私の番組はその謎を少しでも解こうと、孫の房之介さんを探偵にして漱石像を追った。

この文学論ノートは、漱石がロンドンに留学して2年目の1901年に書かれている。
実は下宿の部屋に閉じこもったままこのノートを書いていたのだ。

そして、この留学の終わりに近づいた頃、漱石は一人でスコットランドの小さな町を訪ねている。そこで、文学への志[男子一生の仕事]を立てたと思われるのだ。妻鏡子(房之介の祖母)へあてて書かれた漱石の手紙から、房之介さんはこの番組でそういう推理を打ち出した。
私の番組は漱石の一端を解いたにすぎなかった。まだイギリス時代の彼の動静は謎に満ちている。私にとっては、漱石が最後に訪れたスコットランドの小さな町のことが、今回の旅を通してより気になり始めた。


来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-30 18:57 | 登羊亭日乗 | Comments(0)

定年修学旅行8

ロンドン再び

倫敦の朝、7時起床。ホテルそばのラッセルスクェアへ行って「自分撮り」をする。今回のこの旅を私は写真とビデオで記録している。これでもって「イギリス心の旅」という15分程度の番組を作ろうと考えている。

 ドキュメンタリー番組制作の本を書いている。一応全部書き上げたが、編集の佐伯さんから個人ビデオ制作の手法で紀行番組の実践を書き加えたらとのアドバイスもあって、それを実行している。その番組では冒頭に旅の動機付けをカメラに向かって話し、エンディングで旅を終えての締めくくりの言葉をまたやはりカメラに向かって話す形式を作ろうとしている。それを自分で撮る、つまり自作自演をしようとしているのだ。その作業を同行者が起きてこないうちにやろうと早起きした。
自分でカメラをセッティングしてスイッチを押してから、レンズの前に立つ。 朝の公園で、カメラに向かってぶつぶつ言っている東洋人を、怪訝そうな顔で勤め人たちが見て行く。ちょっと恥ずかしかった。

 本日はロンドン中を走り回る予定。地下鉄利用ということで一日乗車券(ONEDay-traveling)を買うことにした。利用のピーク時間に購入すると、平時より1・5£ほど高いので平時に切り替わる9時半まで待とうと、TO先生が提案し全員同意する。先生方の勤勉なこと、本当に感動してしまう。

 10時、ピカデリーサーカスまで出て、ロイヤルアカデミーミュージアムまで行く。開門前にもかかわらずかなりの客が並んでいた。今、ロンドンッ子の話題を集めている展覧会がここで開かれているのだ。「盛世華章」・・・CHINA―the three Emperors。
 このイベントのことはエジンバラへ向かう車中で行き逢ったイギリス老女から教えてもらった。俳句の本を読んでいた彼女は、ロンドンで見たこの展覧会は最高だと目を輝かせたのが気になり、この会場へ全員でやってきたのだ。中国文学専門のTA,SA両先生の関心は小さくない。このイベントは中国、清時代の最盛期を表すものなのだ。さて、結果はいかに。(この展覧会は別途、旅のコラムで書く)
 11時半、再集合するがTA,SA両先生はまだ見足らないのでもう少しこの美術館に止まるというので、私、SU、TOの3人はそのままピカデリーサーカスで昼食をとることにした。私もTOも、ついに日本食が食べたくなり日本料理店に入る。私はタン麺を注文。
うまかった。スープも全部飲んだ。7£。
 地下鉄でサウスケンジントンまで移動。ここには1852年に開かれた万博の跡を利用した博物館VandA[ Victoria and albert Museum ]がある。
 ここの収蔵品はたいしたことがない。万博で利用されたレプリカがかなり含まれている。ただ、彫刻などは実物大なのでそれなりの感動はある。特にミケランジェロのダビデ像はよかった。こういう場所なので撮影は自由だ。ここぞとばかりに8ミリビデオをガンガン回した。おかげでパチカメ(デジタルカメラ)で撮影することを忘れた。

 13時半、ここを離れて地下鉄のセントポールまで行く。セントポール大聖堂を見に行く。英国国教会の大本山。壮大なドームがランドマークになっている。この聖堂はあのロンドン空襲のときも無事に残ったということで英国民の尊敬を集めている。また、ここでダイアナ妃の結婚式が行われたことでも知られている。ここの入場料も8£、高い。
 壮大な身廊、ドームを見て回る。下手のドアそばにある絵画「世の光」はラファエル前派の名作だった。
 実は、ここはSU先生専門の戦争の記憶の場でもある。聖堂奥にあるチャペルに、前の大戦で犠牲になった米英の兵士がまつられてあった。全兵士の名前が記載された芳名簿があって、アイゼンハワーの署名が末尾にあった。ここはイギリスのヤスクニにあたるのだろうか。こういう調査を重ねて、SU先生は研究をまとめるのだ。早く読みたい。
 さらに地下に行くと、ネルソン提督、ナイチンゲール、チャーチルら英雄の棺もある。西洋のすごいのは火葬でないからそのまま肉体(といっても骨になっているだろうが)が残されるということ。
 すべて見終わると4時近かった。さすがに疲れた。

 この夜がイギリス最後となる。最後の晩餐はライカシャーの中華街にした。TO先生の馴染みのベトナム料理店に入った。タイガービールと紹興酒で乾杯。8日間の旅の思い出に話がわいた。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング


c0048132_16575194.jpg
c0048132_16581236.jpg

[PR]
by yamato-y | 2005-11-30 16:30 | ブロギニストのDJ | Comments(0)

テレサ・テン、心の唄

マイ・フェバリット・ソング「雨、夜、花」

この唄ほど歌詞だけでなくテレサ・テンの歌うメロディを聞かせたいと思う歌はなかった。

雨、夜、花(ウーヤーホェ)
1、雨の降る夜に 咲いてる花は 風に吹かれて ほろほろ落ちる
2、白い花びら 静かにぬれて 風のまにまに ほろほろ落ちる
3、更けてさみしい 小窓のあかり 花を泣かせる 胡弓の調べ
4、明日は この雨 やむやもしれぬ 散るの急ぐな 可愛い花よ

今宵久しぶりに新宿ゴールデン街「とんぼ」へ行った。そこで聞いたのがこの唄だ。電気が走った。以前、テレサ・テンが歌うずっと以前、この唄を聞いたことがある。うっすらと記憶しているのだが、歌詞もタイトルも分からないままだった。ただ独特のオリエンタルメロディは心に残っていた。

この唄はいつごろどこで聞いたか―。
もの心があるのは大学1年の頃、西郷輝彦が歌った唄にこういうメロディがあったということ。だがその唄は男唄でテレサが歌う女唄とは違っていたはず。

 この唄の季節は春の花が散り始める季節、6月。春の花がおわりを告げて、雨の季節を迎える直前、このアジアの、モンスーンの、風土にふさわしいとは思う。だが、今夜のように年の瀬の「場末」で飲む酒にもはまるのだよな。


来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング


c0048132_0115214.jpg

[PR]
by yamato-y | 2005-11-29 23:49 | マイ・フェボリット・ソング | Comments(0)

定年修学旅行7-1

ロンドン、パディントンまで

 焦った。3人が乗った電車はロンドン行き鈍行だった。このままではいけないので次の駅で降りるしかないとTO先生は言う。同じ路線だからそこで待っていれば遅れてその急行が来るのではと,私は楽観的に語る。
 そこへやって来た車掌にTO先生が尋ねると、案の定後続の電車は急行だとのこと。

 ニューポート駅で降りて待っていると電車が来た。中から二人が手を振っていた。再会。

 霧はますます深くなる。オレンジライトの照明が幻想的にぽつりぽつりと浮かんでいる。

 夜9時、ロンドン、パディントン駅に到着。地下鉄でキングスクロスまで行ってそこからホテルまで歩く。ロンドンも薄い霧が流れていた。心なしかウェールズより寒い。
三日前に泊まったプレジデントホテルに再チェックイン。

 それから40分後、TA、SA先生と私の3人で近所のパブへ行く。そこでギネスビール、ゴードンジン、ジャックダニエルを続けさまに飲んで、二人と歓談。
11時過ぎ、帰ホテル。風呂にも入らず寝た。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-29 17:21 | ブロギニストのDJ | Comments(0)

定年修学旅行7

カーディフまで
c0048132_14515080.jpg


イギリス六日目の朝10時、グラスゴーセントラル駅発ペンザンス行きに乗る。これからロンドンまで延べ7時間の旅に出る。バージン急行の美しい車体、先頭から2輌目の向かい合わせのテーブル席に座る。
c0048132_1452662.jpg


電車がのろいのか距離が長いのかノンストップでカーライルまで1時間半かかった。ここから湖水地方の美しい景色が始まる。おおいに期待する。

 ランカスターを過ぎたあたりから霧が発生する。木立がシルエットになったりにじんだり、川面を霧が這ったり、幻想的な風景が続く。いつのまにか眠った。
 目が覚めると列車はスタフォード付近を走行。深い霧のため徐行運転である。このまま霧の中に消えてゆきたい気もする。

 バーミンガム、14時25分着。この町だけ日がさしている。そこを出るとまた深い霧だ。
 15時過ぎ、ブリストルで下りて電車を乗り換える。それまで乗っていたペンザンス行きの列車があっと言う間に霧の中で消えていった。
c0048132_16274082.jpg

 乗り換えた電車はロンドンとは反対方向へ進む。ここからウェールズ地方だ。ここも分権意識の強い地域だ。何と言ったってウェールズ語を公用化しているのだ。カーディフはこの地方の首都。駅名が英語とウェールズ語の両方が書かれてある。たしか日本で活躍する作家C・Wニコルさんはここの出身だったと思ったが。
c0048132_14522428.jpg
c0048132_14523844.jpg

町はなんとなく懐かしい尾道のような港町の雰囲気が漂う。観光化していない古い城壁も好もしい。道路を横断して張られたクリスマスイルミネーションだけが輝いていた。

 ロンドン行きの電車を待つ間に夕食をとる。町の大衆食堂だ。一人で食べている老人が目に付いた。一人暮らしの人たちだろう。わびしさは否めないが毅然と食事をする姿は美しかった。田舎で暮らす母を思った。

 そしてロンドン行きの電車を乗るところで大失敗をしでかした。
18時20分発パディントン行きの電車に乗ろうと5番ホームへ上がると、2両連結の薄汚い電車が到着していた。慌てて乗り込み、私、TO,SUが座席を確保していると、窓外でSA,TAが降りろと手まねきしている。どうやら電車を間違えたらしい。デッキにいた私はドアオープンのボタンを押すが、ロックが架かって開かない。そのうち電車は音もなく動き出し、ホームに残された二人は唖然とこちらを見ていた。(この話続く)
c0048132_14525375.jpg

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-29 14:53 | ブロギニストのDJ | Comments(0)

B級映画

「ナショナルトレジャー」を見て

 ニコラス・ケイジ主演の「ナショナルトレジャー」をDVDで見た。『ダ・ヴィンチコード』の出来そこないのようなアドベンチャー映画だった。主人公の歴史学者ベン・ゲイツは祖先から言い伝えられているフリーメーソンの財宝を求めて北極からワシントン、ニューヨークまで駆け回る。

ストーリーの前半は厳重に保管された、独立宣言の「文書」を手に入れるまでの冒険を描く。それから、この文書を読み解く眼鏡を求めて、リンカーン記念館、独立記念館等アメリカ人にはよく知られた場所を舞台に悪漢たちとの闘いが始まる。
 そしてたどり着いたのがNYウォール街に独立戦争以来建っている教会。その地下深くに財宝が眠っていると分り、仕掛けのある石壁を押すと深い地下の穴があった・・・。

まるでアメコミそのままを映像にしたような、ジャンキーなCG映像テンコ盛りの映画だ。「スネークアイ」のニコラス・ケイジやジョン・ボイド、ハーベイ・カイテルら、良い役者が出ているのでそこそこの映画かなと思ったら、とんだ期待外れ。

 いかにもディズニーが配給しそうな映画だった。調べるとプロデューサーは「パイレーツ」や「キングアーサー」のブラッヤマイヤー。監督はタートルトーブ。特典映像で得々と語る二人を見ていたら「金の無駄遣い」「映画が分っていない」と罵倒したくなった。
 地下の穴の格闘シーンで、人物の位置関係が分らないと思っていたら、未使用映像を見ると理解できた。監督はラフカット4時間を2時間にするのに苦労したと言っていたから、画の流れなど無視してばっさり切ったのだ。
 ということは脚本の失敗ではないか。物語の要素が多すぎたのだ。あらかじめ脚本で整理しておけばラフカット段階でも3時間以内に出来たはず。とにかく、アニメーションとCGを多用した、費用のわりには安っぽいペラペラの映像のオンパレードだった。

 だが待てよ。これは家庭用のテレビ画面で見たから安っぽさが目についたが、劇場用の大画面と大音響で見ると味わいが違うかもしれないな。映画全体がアミューズメントパークのような仕立てだから、この“担当者”は映画を作るというよりゲームを作っていたのかもしれない。
 でも一言。同じ系列でもインディ・ジョーンズやダイハードなどはそれなりに見られたし面白かったけど。財宝を発見するシーンで、監督は息を飲むような場面にしたかったと語ったがまったく成功していない。「インディ・ジョーンズ」を少し勉強したら、タートルトーブ君。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-29 12:07 | Comments(0)

旅のコラム6

父から呼ばれた私の名

 グラスゴーのホテルで仮眠をとった。わずか1時間足らずだが夢を見た。といっても映像はない。亡くなった父の気配を感じて目が覚めた。側にいるような気がした。

この数年父のことを忘れていた。父は11年前ガンで死んだ。70歳だった。生存中はうるさい存在だった。気が小さいくせに威張っていた(まるで、私ではないか)
幼稚園の頃、父と銭湯へ行った。頭を洗ってもらったとき、耳に水が入った。すぐに父は私の耳を吸った。恥ずかしかった。風呂からあがってもまだ耳の中がごろごろしていた。気にしていると、父が「片足をあげてとんとんしろ」とにらみながら言った。きまりが悪いと感じた私は黙って突っ立っていた。「早くやれ、水が奥までいったらどうする」と父が怒鳴り,私の体を傾けようと押した。私は下を向いて唇を噛んだ。

 それが原因で私は中耳炎を患う。小学校の高学年になるまでミミダレが出た。不快感とともに原因を作った父を憎んだ。

 今となっては父の気持がわかる。我が子に耳に水が入ってうろたえたのだ。自分の無力さに苛立って私を叱ったのだ。私の名前を呼び捨てにして怒鳴った声――。

 父が死んで以来、私の名を呼びながら叱る人はいなくなった。グラスゴーで、私は父から怒鳴られた気がして目が覚めた。誰もいない。
 私は自分の名を声にだしてみた。自分を叱るように呼んでみた。
 私の声の中に、私を叱る父の声が聞こえた。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-28 14:36 | ブロギニストのDJ | Comments(0)

定年修学旅行6

グラスゴー
c0048132_12535463.jpg


朝10時エジンバラ発の電車に乗る。乗車直前ホームが変更になり慌てた。親切なジェントルマンが教えてくれたからよかったものの、下手をしたら1時間待ちの破目におちいるところだった。
グラスゴーまで電車で1時間。時折白樺林があるくらいでどこまで行ってもなだらかな牧草地が続く。いつ見ても羊は草を食んでいる。何を考えて生きているのだろう。あの一生はいったい何なのだろうか。
 11時グラスゴー到着。駅構内は雑然として人であふれている。工業都市グラスゴーはエジンバラの倍の人口78万人が住んでいる。大都会だ。

駅を出ると路面が濡れていた。霧だ。だだっ広い商店街を上がってゆくと、お目当てのティールームがあった。Willow Tearoom。高名なデザイナーマッキントッシュの設計した店で、全体がオリエンタル趣味だ。中へはいり2階のティールームで昼食をとる。世界一座りにくいといわれたマッキントッシュの椅子にこしかける。TO先生は研究テーマの店に来られたということでご機嫌だ。Tearoomとは19世紀に起きた節酒運動の一つで、お茶を飲むことが流行した。この店はその代表的な存在として知られている。マッキントッシュのデザインは白黒を基調とした縦横の単純な線が印象的な、ちょっとアールデコの匂いがする。これが東洋イメージかなあ。
c0048132_12541183.jpg


 本日のホテル、ホリディインに荷物だけ預けて郊外へ行くことにした。到着した駅とは違うセントラル駅から電車に乗りライド川を渡って2つ目の駅ポロックショーズウェストまで行く。ここでもブリットレールパスをフルに利用する。先生方の勤勉さに感動してしまう。
c0048132_12542714.jpg

 ポロックカントリーパークの中にあるバレル美術館。W・バレル卿が集めた8000点のコレクションがある。ここの中国趣味は充実していると聞き訪れることにしたのだ。美術館は深い林の中にあった。駅から歩くこと10分。スコットランドの美しい自然が広がる。大きな柏の木がすっかり葉を落とし裸木になっていた。枝越しにかささぎの美しい黒の尾羽がちらちら見えた。
c0048132_12544496.jpg

 バレルコレクションは思いがけず良いものだった。エジプト、中国、ギリシアの彫刻や工芸品、クラナッハらの名画が並んでいた。ここで私はドガの5つの作品に出会い衝撃をうけた。これまで知っていたドガのイメージを裏切るような立派な作品だった。その技術はフェルメールにも劣らない。作品にはあるエターナリィがある。帰国したら、再度ドガのことを調べてみようかなとしみじみ思った。
c0048132_1255078.jpg

 夜7時、町へ出ると花火が上がっておおぜいの家族連れがいた。何だろうと思って広場まで来ると、全域がライトアップされていた。11月25日から27日までグラスゴーは「光フェスティバル」で賑わうのだ。初日にあたり人々が大騒ぎしていた。スキップするこどもたちは可愛かった。

 その賑わいを横目で見て、中国レストラン「MAO」に行く。そこでラーメンを食べて9時過ぎホテルに帰還した。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-28 12:55 | ブロギニストのDJ | Comments(0)

旅のコラム5

メル・ギブソン「ブレイブハート」
c0048132_17333311.jpg


 帰国後、メル・ギブソンの「ブレイブハート」(1995年)のDVDを観た。13世紀に起きたイングランド統治に対するスコットランド反乱を背景にした英雄物語だ。

 スコットランド、グラスゴー西部の部族に生まれた少年ウィレム・ウォレス。父はイングランド王によって謀殺された。青年となったとき、今度は彼の恋人が王の兵隊によって処刑される。それを契機にウォレスは中央政府に対し反旗をひるがえす。

 物語の舞台はヨークとかエジンバラといった、私が歩いてきたおなじみの土地ばかり。かの地で見た城にこんな歴史があったのかと興味深く映画を観た。

 この作品の監督はメル自身。彼はこれまでも自作自演しているが、何とこの作品でアカデミー賞監督賞を受賞している。1000人以上のエキストラを使った戦闘シーン、リアルな殺戮ショットなど見るべき映像も多いがメリハリのきいた脚本演出で、観客を飽きさせない。女性ファンの中には、女性蔑視した扱いが不愉快という感想もあったそうだが時代、歴史というものをきちんと理解するのが先決であって、メルを批判するには当たらないと私は思った。彼は今後第2のクリント・イーストウッドになるのではないか。

 メルはオーストラリア出身のハリウッドスターだ。彼のあとぞくぞくといいオーストラリアの役者が登場してくる。いつの間にオーストラリアはそういう文化力をつけたのだろうか。

来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング

[PR]
by yamato-y | 2005-11-27 17:33 | ブロギニストのDJ | Comments(0)


その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧