日米の違い
ITが苦手だ。先日古い携帯電話を写メール付きの新しい型に変えたがいまだに電話をかけることと受けることしかできない。着信者に返事する方法を知らない。情けない。
その私がブログを始めたのだから、友人たちに言わせれば「驚天動地」のことだ。だがこのブログの操作は実に簡単に出来ている。文章を書くだけでレイオウトはしっかりシステムがやってくれる。それだけ基本設計が周到綿密になされたということか。
だが、まだ文字以外の機能を使いこなさせない。いただいたコメントに答えをつけることも、その都度若者に聞いてでなければできない。トラックバックと言う強力な技は知ってはいるが使ったことがない。いわんや写真を貼り付けることもできない。資料の写真は一杯あるのだが、まずパソコンに取り込むことがまだできない。何とか、1ヶ月以内に写真の技術をものして、このブログをもっと充実させたいと、本気で願っている。
今朝の朝日新聞にブログの日米における流通についての記事があった。それによると、めざましい勢いで世界的にブログの人口が増えているのだが、利用の仕方に日米の差があるという。日本のブログは身辺雑記の日常つづり型に対し、アメリカは言論発信型だという。イラク戦争に関する政府高官の発言をめぐって、全米のブログが論争を起こしたという。アメリカでは井戸端のおしゃべりでなくジャーナルな言論にブログはなりつつある。
一方、日本人は古来より日記文学というジャンルがあるほど身辺雑記が好きだ。特に「徒然草」から永井荷風「断腸亭日乗」まで隠棲をきめこんだ人間の作品を好んだ。
私の「定年再出発」は隠棲の記録のつもりはないが、そうならないように自戒しよう。
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