定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
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チョンサン島の白い道

チョンサン島の白い道
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あれから1年経ったのか。「春のワルツ」の舞台、チョンサン島へ出張したのは去年のちょうど今頃だった。島は春盛りで菜の花の黄色が全島を覆っていた。麦畑も青い麦が穂をたくさんつけていた。

以前から、ユンさんの撮影現場を見たいと取材を申し込んでいたのだが、ユン監督はなかなか応じてくれなかった。理由は私が入るとそのことが気になり撮影に集中できなくなるからだと、通訳のホンさんは推測する。監督はとても神経が細やかで、年長の客である私がもしロケの現場に入れば、放っておけずあれこれ応対することをきっと考えるに違いない。ごはんは食べたか、グッドビューポイントは確保したか、宿屋はとれたか、などと。そうなると、死に物狂いの強行軍ロケ体勢が崩れてしまうと懸念していたのだろう。

 ひょんなことから取材が可能になった。ソ・ドヨン氏の怪我によって放送が一週間とぶことが起きた。重大なアクシデントだ。メディアが騒ぐかもしれないと、ユンスカラーは心配した。韓国のマスコミの矛先を緩めるうえでも現場を見せたほうがいいだろうと会社は判断して、ユン監督に撮影の公開を要請したのだ。場合が場合だけにユンさんも同意した。取材解禁が出たので、日本にいる私にも声がかかったのである。このドラマのメイキングを作りたいと考えていた私はすぐ応じた。

取材は合同でということで、取材陣を大型バスに乗せてチョンサン島に行くことが決まったが、私は取材陣のバスを避けて、一日早くホンさんといっしょにワゴンを仕立てて島に向かうことにした。ソウルからワンドまで夜中ずっと走って、島に渡ったのは翌朝だった。他のチームは誰もおらず、その日一日は私の取材だけだった。

船着場から菜の花畑までワゴンで移動する。島の幹線は舗装されていたが、少し横にそれると土の白い道になる。どこか懐かしい風景だ。
聞けば、古代このあたりは百済の国だったそうだ。百済が滅んだときおおぜいの人が日本へ渡って行ったという伝説があるとホンさんは語る。なるほど、集落のたたずまいが私の出生地である近江に似ているのだ。

 このどこか懐かしい風土で撮影は順調に進んでいた。朝から晩までほとんど休むことがない。陽が登ればすぐシュートを開始し、日の暮れるまで続く。噂に聞いていた韓国ドラマ強行軍を目の当たりして、その精力的な仕事ぶり、監督の情熱に私はたじろいだ。

 そのとき幻のカットを私は目撃したことを報告しよう。海辺をチェハとウニョンが自転車で二人乗りするシーンだ。この演出を見たとき、ああ監督お気に入りの手法だと、どんな風に段取るのか、そのやり方をそばでずっと見ていた。夕暮れの浜辺での撮影で日没と競争しながら撮るのだが、実に素早い。手際よく監督が演出すると、カメラも音声もいっせいに行動するのだ。普通にその場面を撮ったあとすぐに、車にカメラを載せて移動撮影までするのだ。その間およそ15分。日本では考えられない効率だ。

このカットは日本版ではない。再編集の段階で監督は省いたのだ。
よく日本語版以外にノーカットのドラマを見たいという希望を聞くが、ユン監督はそれを望んでいない。少なくとも「春のワルツ」に関してはそうである。というか、時間がなく制作している韓国版と違って、日本版はかなりユン監督は凝りに凝って作っているので、「春のワルツ」は日本版が最高の作品になっていると確信しているのだ。
だから、幻となるこの海辺の場面をここに残しておく。

撮影の合間に、私は島の村を一人で見て歩いた。牛が飼われていたり、犬が鳴いていたり、青山島はどこか30年前の日本の農村を感じた。

追白:勘違いしていた。この自転車二人乗りのシーンはきちんとユンさんは使っていた。今、「ようこそ『春のワルツ』へ」の最終編集で気がついた。この画像がとてもいいので、本番組のラストカットにすることにした。ちょとした怪我の功名だ。

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by yamato-y | 2007-03-13 11:02 | 冬のソナタの秘密 | Comments(4)
Commented by H・T at 2007-03-13 19:31 x
こんばんは。
あ~・・・ビックリしました。
記事の最後の文章を読むまでは、「確か、自転車の二人乗りのシーンはあったけどなあ・・・??」と思いつつ読んでいましたが、いやあ、ほっとしました。
でも日本版が最高の作品となっているんですね。了解しました!
ただ最終回の後半が、ややダダダッと早い流れだったので、あと1話くらいほしい感じは、見ていてしたんですが・・・。
オーストリアで再会した二人の踊るシーンも見たかった気もします。
とにかく、3月31日の放映、とても楽しみにしています。
Commented by sasame at 2007-03-14 11:42 x
初めまして。少し前から興味深く読ませて頂いております。
今回の、ユン監督のご意向に大変ガッカリしました。しかし「春のワルツ」は監督の作品なんだし、自信作として仕上げてくださったのですから受け入れなくてはいけないのですね。諦めきれないけれど・・・
「冬のソナタ」(因みに私は冬ソナと略すのも嫌いでした)のお陰で韓国という国が「近くて大好きにさせてもらいたい国」となりました。NHKさんが放送してくれなかったら、きっと一生「韓国からは嫌悪されているのだから」と卑屈な想いのまま近寄る事はできなかったでしょう。
ユン監督にはもちろん感謝していますがお礼を言うべきはNHKさんの「冬のソナタ」に注目して下さった方だと思っています。
そして「春のワルツ」でまた、素適な世界が広がりました。
チョンサン島、行ってみたいけれどかなり遠そうですね。31日は期待大でテレビの前にかじり付きます。
Commented by kiyomi1113 at 2007-03-14 22:43 x
はじめまして。私も少し前から読ませていただいていました。
春のワルツ、ソ・ドヨンさんのファンです
日本版が最高の作品なのですね
でもファンとしてはカットされた部分も見てみたい気がします
日本版にしかないシーンもあるのですから納得しないといけませんね
31日が待ち遠しいです

春のワルツのイベントが計画されているようですが地方にもファンはたくさんいるので地方でも行われるとうれしいです
Commented by まりこ40 at 2007-03-15 16:18 x
そうですか、日本版が…
やはり、私としてもカットして欲しくなかったシーンがあるのですが、それは私がソ・ドヨン君の熱烈なファンであるからなんでしょうね。
ある意味、ストーリーよりドヨン君の姿を追いかける為にみているといった方が正解ですから。
月末が待ち遠しいです。楽しみにしてます。
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