子供好きの大人
子供好きと称する人たちのうさんくささ。
特に、竹とんぼとか独楽を作って、子供たちに教えたがる老人というのには抵抗がある。
なぜ電子ゲームや電池で精妙に動く玩具があるのに、そういう昔ものが良いとして孫や子供らに教えるのか。
こういう玩具がいいと思っている年代の自分らの郷愁を、伝承という美しい言葉でごまかしているのではないか。
これこそ子供の嗜好を無視して自分の価値観を押し付けている悪例ではないか。押し付けられる子供らこそ良い迷惑だ。
その子らが教えてくれる大人らを敬っているとは思えない。
一方、私も子供が好きだがのべつ好きなわけではない。こまっちゃくれたことを言ったり生意気な態度だったりする子供を見ると腹が立つ。
そういう子供を甘やかしたりする親たちにハラを立てる。
高級なすし屋のカウンターに座らせている子供連れは大嫌いだ。その子供がとろとかあわびとかを注文しているのを見ると、とっとと連れ出せと言いたくなる。
児童劇団の子役たちも好きでない。小学校低学年の子供らが「おはようございます」とか「おつかれさま」と声をそろえて言っているのを聞くと虫酸がはしる。
だがこれらは子供のせいではない。そうさせている大人が悪いのだ。
前にもどるが、竹とんぼ老人の話題だ。祝日などの夕方のニュースなどに、子供に優しい老人たちの特集がよく出てくる。特にネタがあまりない地方では、そういう暇ネタがよく登場する。おそらく新人ディレクターらの練習にでもなっているのだろうが、そこで用いられる月並みな表現に恐れ入ってしまう。
「孫たちが作ってくれたそばにお年寄りたちは“舌鼓”を打っていました。」いまどき、本当に舌鼓をうつのかと、からんでみたくなる。
こういうことは新人が悪いのではなく、それを指導するデスククラスが怠慢なのだ。
なんだか支離滅裂な論旨になってきた。今乗ってきた山手線で態度の悪い親子連れを目撃してぷりぷりしているからかなあ。
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