ロンドン、2日目
朝5時に目が覚める。
9時、ホテルのチェックアウトを済まして、大英博物館へ行く。ショップでお土産を買い、時間があったので「中世コーナー」を見る。
11時過ぎホテルにもどってSU先生と合流。先生はこれから単独でパリに行く。専門のフランス史の資料をたしかめに行くのだ。日本へ直帰する4人とは別行動になるので、私は昼食をともにして御礼を言いたかった。イタリア料理店に入った。私は今回この旅に参加させていただいてとてもたのしかったとSUさんに申し上げると、来年もこのメンバーで大連に調査旅行へ行きませんかと提案された。面白そうだなあ。
先生と別れて、大英博物館前の骨董店をひやかす。その一軒でローマンコインを手に入れる.イギリスに侵入してきたローマ軍が鋳造した古いコインだ。
14時、地下鉄に乗ってヒースロー空港へ向かう。
帰りの便は8割ほどの混み具合。運良く最後尾の二人席を2つ確保できた。これから10時間余り眠って帰ろう。
旅の終わり
この8日間の旅で2つ3つ句をひねった。
エジンバラ郊外
野果て雲茜のいるるや人こひし
湖水地方
霧深し羊の群れもいづくやら
ロンドン
倫敦の凍てし街路灯明日帰国
そして最後の句
ここよりは道なき道や冬支度
旅の終わりにもった感慨だ。定年という敷居を越えてまた私の人生は始まってゆく。これまで何だかんだと言っても宮仕えの身、守られていた。これから歩んだことのない道を歩くことになる。ナミさん(南正人)からも教えてもらったように、道のないところだって歩いていけば道が出来るはずだ。大胆に周到に歩いていきたいなあ。
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