汚れちまった悲しみに
心が重い。なぜ、為政者は昨日のような行動をとるのだろう。
適切に判断した、を繰り返すことは一国の宰相として許されるのだろうか。事前にはいろいろな政治的に含みがあるので事前には答えられないとしても、事後は判断した根拠や内容について説明責任が発生するのではないか。
国内的に通用しても国際的にはいかがなものか。それを予測することすら怖い。
知っているだろうか。あの常任理事国入りをめざしたとき、アジアで日本を支持してくれた国は、たった2つしかなかったことを。中国や韓国だけが賛成しなかったのではない。
多額の援助をしてきたインドネシアやマレーシアや東南アジアのほとんどの国は支持しなかった。してくれたのは、スリランカとブータンのたった2カ国。日本はまったくリスペクトされていない。
私らの世代は、定年以後の時代をこういう形でむかえていくことになるのだろうか――。
戦後のベビーブーマーとして産出され、受験戦争に集団就職に急き立てられ、全共闘で怒りを表したものの、戦争に連れて行かれた親をある一定以上は責めることもできず、反体制をきどりながら体制に埋没した。民主主義を求めながら世襲の国会議員を容認し、「神田川」を経験しながらグルメに明け暮れた。
「歴史の暮れ方」ではないが、「人生の暮れ方」はけっして穏やかで平坦ではないであろうことを心貧しく予感する。
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