だまし絵・トロンプ-ルイユ
今朝、渋谷駅を降りて交差点を渡ろうとして、つたやの壁面を見て驚いた。
スクリーンが撤去されて、絵が描かれてあった。しかもそれはトロンプ-ルイユ(だまし絵)。
よく見ると、破れ目のそれぞれにも薄い(シャドウ)がついていて、凝っている。
30年前、「こども空想美術館」という番組を作ったとき、遠近法をずいぶん勉強した。遠近法は自然にあったのではなく、ルネサンスの頃に発見されたものと知って感動した。
その遠近法を逆手にとって、いろいろな絵画の試みがあった。そのひとつがだまし絵だ。
ホルバインやエッシャー、マグリットの絵などを使っていろいろ実験を、「こども空想美術館」でやった。この番組は少し時代を先取りしすぎたようで、あまり評判にもならなかった。今、
アキバへ行くとふんだんに見られる光景なのだが。
話はもどるが、トロンプ-ルイユは欧米の街角ではよく見かける。パリでもミラノでも、ニューヨークでも。
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先年、オノヨーコと打ち合わせるために、ニューヨーク、ダコタハウスに入ったことがある。ヨーコは
アーティストだから絵のコレクションがすごかった。その中に、マグリットの絵があった。
教科書で見たトロンプ-ルイユの「暖炉」があった。
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