泣き言
8月も半ばとなった。今年中に発売する予定で書いていた本の原稿が進まない。
昨年の暮れ、大学の出版会に提案した「誰でも出来る番組制作」という原稿だ。
実は、3年前に一度全部書いたのだが、どうもピントが合っていないと、全面的書き直しを始めようとしていた矢先に、この情報を入れたフラッシュメモリーを紛失した。青山のすし屋へ行く前はあったのだが、その次の日から見当たらない。原稿はプリントアウトしてあったが、今更400枚程度の分量をタイプインするのも億劫だ。
ながく迷っていたが、友人が学生にバイトで打ってもらってあげるというので頼んだ。
そして今年の3月にデータが届いた。それから、少しずつ手を入れているのだが、遅々として進まない。
最大の理由は、ブログだ。原稿を直すより、ブログで日々の思いを書くほうが新鮮で楽しいのだ。2月から今日まで250の記事を書いた。毎日、これを書くと一仕事終えた気になり
原稿の手入れなどに気が進まない。
そこで、週末にまとめてやろうと思うが、つい読書とビデオにはまる。金曜日、深夜遅くまでビデオを見て、土曜は図書館へ行って20冊借り、夜はそれをパラパラ読んで、日曜は朝寝をして午後から草むしり、夕方海に散歩へ行って、9時からNスペを見る。
日曜の夜11時、アーカイブスを見ながらため息をつく。
加えて、7月に右腕がやられてパソコンを控えるようになり、原稿はますます放りっぱなしになっていた。本日、久しぶりに机に向うが、まあ机の周りの汚いこと。子規は自分の部屋を獺祭書屋(だっさいしょおく)と読んだ。かわうそは獲ってきたえものを回りに撒き散らすことから、読んだ本を置きっぱなしにする自分をそう揶揄したのだ。子規ほどではないにしても、安吾なみに私の部屋は雑然としている。
転勤族だったので、引越しのとき本の運搬に往生した。いつか自分の家をもったら本の部屋をもちたいと願ったが、もったところで整理整頓できず、このありさま。
と嘆息する前に、原稿に目を通さないと。わかっちゃいるけど、やめられない。
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