キャリー
早めに店仕舞いをして、映画を見に行った。こちとら60以上のシニア料金、全て1000円。ホラーの名作「キャリー」のリメイク版のロードショーを見に行ったのだ。こんな面白い映画だから満員だろうと思っていたら、場内には10人ほどしかいない。ロードショーだっていうのに大丈夫かよう。噂で洋画に人が集まらないと聞いてはいたが、こんな悲惨な状況とはおもいもしなかった。
ところで映画は。ハイスクールの女子学生キャリーが主人公。カルトな母のせいで、生理を教えてもらっておらず、体育の時間に突然
来たものだから、キャリーはパニック。そのざまを見て、いじめっ子はますますキャリーをいじめにかかるという、前半はお決まりのイジメエスカレートの場面。
キャリーは気弱なキャラといっても豊満な谷間をもつ美少女だから、あまり彼女に同情をもつような気にならない。
それでも騙されて卒業パーティに出て、策謀にかかって全身黒ペンキだらけになってから復讐鬼に変貌していくクダリは分かっていても溜飲が下がる。でも、いじめの加害者への報復は意外にたんぱくでややしらける。首を
竹ノコギリで挽く 「ノコギリ挽きの刑」のような陰湿な復讐を期待していたが、そうでもなかった。
とにかく1時間半があっという間に過ぎた。間然とするところがないぐらい面白いのだ。木戸銭1000円は高くない。
・・・昔、敬愛する人が言ったことを思い出した。「人生には、何年かに一度、どうしてもゆるせない存在というのが出てくるものだよ」
日頃、哲学の叡智などを語る人がこういう言葉を発するのかと、意外な思いがした。その人は続けて、「そういうときはすぐにそういうことに付き合うのはよせ。しばらく経ってほとぼりのさめた頃に・・・」
この人でも、こういう思いをすることがあったのかと、それを聞いた時感に堪えなかった。
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