愚痴は言うまいこぼすまい
1年間に18本の新作を担当するというのは、ここ10年でもっとも厳しい状況だということを今頃になって気がついた。
さらに7月に特番で「白熱教室」の番外篇ともいうべき「世界の知性は語る」(仮)の前後編が二本加わり、週に2回の大学の授業もノルマとして抱えているとなると、スケジュールの空きが見当たらない。
請負契約の番組作りだから、オフィスへは毎日行く必要もない。週に4日ほど出社すればいいのだが、このところ毎日であるばかりか、土日の休日出勤も少なくない。月平均二本のレギュラーをこなすには4ヶ月先の企画を育てつつ、1ヶ月先の放送用のポストプロダクションを並行作業にしなくてはならないのだ。
昨日は白金の大学での三限目の授業が入っていた。開始は1時過ぎ。オフィスに出ても中途半端なので、直接大学へ向かった。授業は番組制作のなかのリサーチとロケハンティングの役割について。50人の学生たちに実地で教えようと野望を抱いたのが、昨日の敗北の大きな原因。ひとりで50人の学生を連れ歩くのは無茶苦茶疲れるのだ。90分間、走り回ってへとへとになった。
午後3時。授業を終えると、体はガタガタになった状態。這々の体でバスに乗り込み目黒へ向かう。いったん家にもどって荷物を置くことにした。体が動かない。オフィスへ行って事務処理をする気にもなれない。しばらくソファに身を投げ出し、グタッとしていた。
午後4時、Hプロダクションの女性社長から電話あり。本日の待ち合わせの目黒駅改札に到着したという連絡が入る。すっかり忘れていたが、7月放送を予定している「課外授業」の構成打ち合わせを目黒で行うことになっていたのだ。
あわてて駅に向かった。
社長と女性ディレクターが待っていた。さっそく駅ビルの喫茶店に入って、構成表を手に打ち合わせとなった。残念なことに構成がうまく立ち上がっていない。苛立つ思いを押さえながら、新しい構成を作り直すよう指示をするのだが、どうもこちらの真意がディレクターに伝わっていそうにもない。またまた疲れがたまりはじめた。
午後5時30分。打ち合わせを終え、新宿に向かった。
鍼灸のタケ先生の治療を受けるため、歌舞伎町にある診療所へ行く。30分、鍼をうってもらう間爆睡した。
家にもどり、金曜日の江古田の大学の授業の下調べに追われる。資料を整理終えたのが午後10時。へとへとになってベッドにもぐりこむ。
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