酩酊
昨夜は午後7時半まで残業していた。終わって、3人と近くの居酒屋に出かけた。
小座敷に上がり込んで飲む酒は久しぶりだったせいか、長っ尻になった。家に帰り着いたのが11時過ぎ。したたか酔った。
持ち帰って読もうとしていたよしもとばななの新刊本も読まずに寝た。
夜中、目が覚めた。暗闇のなかで行く末を思った。あと、どれぐらい生きているだろう。どれぐらい番組を作っているだろう。
中野孝次も老年期はできるだけ身軽にしろと警告している。あれもこれもと欲張らないようにしなくてはと言い聞かせ、では何をよすがにして生きるべきであろうか。などということを、行きつ戻りつしながら考えた。
今年も桜を見ることができた。
69歳の西行の歌に共感する。
「年たけてまたこゆべしと思いきや命なりけり小夜の中山 」またこの中山の山道を越えることができるだろうか。こうして越えていけることがいのちそのものじゃないかと西行はそのとき掴んだのだ。
今年の桜を見ながら、西行の心境と同じものを感じた。
3月29日。花はまだついている。今年は息が長い。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング