嬉しいことがひとつ
昨朝9時に大橋の東邦病院に”出頭”した。2週間前に前立腺検査した結果を受け取るためだ。
この部位からの異常を知らせる信号PSAの値が7を越えたときから、主治医によって、癌の疑いを深めていたのを、正式に調査した結果がいよいよ出る。すこし緊張気味で病院に入った。
「3番の部屋にお入りください」という声に促されて、さわだ医師の待つ小部屋のドアをノックした。
30代後半と見受けるさわだ先生は爽やかな表情でむかえてくれた。「癌はひとつも発見されませんでしたよ」
うれしかったなあ。最悪も覚悟していたが、案に相違して癌細胞は無検出だったのだ。
途端に、世の中が薔薇色に見えるのも現金なものだ。
寒風が吹きすさぶのもものともせず、大橋から道元坂うえ、円山町を通って、20分かけて出社した。
昼過ぎから気温がぐんぐん上がった。ネルのチロリアンコートを脱ぎ紺のVネックスェーターで昼めしを食べにでた。食欲が旺盛になっていたのだ。
そして懸案にしていた企画「歌舞伎一本道」を一本の提案票にまとめたのも、気力が充実していたからであろう。海老蔵さんのあらたな挑戦をドキュメントしたいと、最新資料を駆使して、A4一枚の企画にまとめたのだ。
こころなしか、道路端の街路樹の裸木の先端に冬芽が伸びている気がした。春は遠くない。
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