定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
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永井陽子の短歌

無主の部屋

今朝のアサイチは女性の貧困という意欲的な主題に取り組んでいる。サイレントプアと呼称していろいろな視点からその問題点をあぶりだしている。
たしかに、学歴のある女性ですら年収100万円余りでしかない、非正規雇用形態の仕事にしかつけない窮状がある。周囲を見渡してもそういう境遇の女性が幾人かいる。けっして遠い出来事ではない。
人生が始まったばかりの若い女性たちがすでに絶望してしまうというこの時代。いったいどうしてこんなことになってしまったのだろう。ある人に言わせれば、私ら団塊の世代のおかした罪が大きいという。この世代が振りまいてきた過去の成功体験は、現在の苦難を生きる若者にとってなんの意味を持たない。そればかりか害悪ですらあるという。今苦労していても、努力していればいつかきっと報われるという右肩上がり伝説に生きた団塊の世代の教訓は害悪だというのだ。

この課題熟考は他日に譲るとして、気になるのが若い人の希望のなさである。親の世代として、なんとかしてその苦しみの中から引き出してやりたいという思いに駆られる。
全面解決などという大それたことはできないが、その苦しみをひととき和らげる手法を開陳しておく。

人生を生き抜くということはたしかに苦しいことであるのだが、その苦難を乗り越える方便というか、ひととき忘れるような魔法の道具。短歌がある。次ぎのような歌の世界を、時に味わってほしい。

いつの時代のわらべがほうと吹きたるやタンポポの種子窓より入り来   永井陽子

タンポポの白い綿毛の種が窓から入ってきた。いつの時代か分からないが誰か子供がタンポポをほうと吹いた。その欠片(かけら)がやって来たのだろう。顔も名前も知らない、時代とて超えた彼方からやって来たタンポポの種・・・。
綿毛は、この歌人にとってときに魂にもなった。
たんぽぽの綿毛のやうなたましひをもてあましつつ春過ぎてなほ

こういう歌を詠んだ永井陽子の人生もけっして平坦ではなかったが、短歌が救いとなった。
愛知県瀬戸市。静かな町で生まれ育ちどうやら死ぬまでその町に住みつづけたようだ。母とふたりぐらしであったが、その母があるとき急に倒れて長く闘病することになる。永井は図書館に勤めながらその介護にあたった。そしてその母も失い、ひとりを生きることを余儀なくされた永井。
だが、母の死からほど遠くない2000年に死去。享年48であった。まるで人生を予感するかのように詠んだ短歌がある。
わたくしがいなくなりてもこの部屋にしづかに月日はながれつづけよ

詩人の魂はそれでも残り――風となって音叉を鳴らしている。
触れられて哀しむように鳴る音叉(おんさ) 風が明るいこの秋の野に 

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by yamato-y | 2012-11-05 13:01 | Comments(2)
Commented by 永田浩三 at 2012-11-07 01:02 x
永井陽子さんの短歌、涼しい風が吹き抜ける感じがします。全歌集、いま手に入らないですよね。
Commented by Ramey at 2013-07-31 09:42 x
ひまはりのアンダルシアはとほけれど
とほけれどアンダルシアのひまはりは 永井陽子

永井さん、心に響く短歌よみですね。
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