定年再出発 |
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ここ数年の仕事の足跡
晩秋。さまざまなこと思い出す季節がやってきたのだ。そろそろ来年、来年度の仕事の仕方が決まる時期がせまってもいる。 来年は私の完全定年。サラリーをいただく人生もどんづまり、1月31日で終わるのだ。だからといって、ただの年金生活者にはなりたくない。今更新しい仕事もできないし、新しいスタイルにも容易になじめないし・・・。 参考までに前職の定年になったときからのことを少し振り返ってみることにした。 2005年1月19日の誕生日で57歳となりNHKを定年退職した。35年勤めた。前の年に、「冬のソナタ」をキャンペーンして応援する番組作りを任せられたので、当時猛烈に忙しかったから、定年という人生の節目をじっくり味わうような機会を失した。 「“冬のソナタ”へようこそ 」を作ったのが2004年3月27日。チェ・ジウさんが初来日して大騒ぎとなったときだ。このときから「冬のソナタ」関連番組を5本も制作することになる。それまで、大江さんのドキュメントや広島、長崎の原爆のことなど硬い番組が多かったのだが、冬ソナを契機に路線はマスカルチャー、ポップカルチャーへと大きく変わっていく。 2005年で定年したものの、関連会社でプロデューサーは続けたから、番組は作り続けることになった。 「スーダラ伝説 植木等・夢を食べつづけた男」は定年の年、2005年の11月1日放送となった。植木等さんの人生ドキュメントだ。つまり日本の戦後史でもある。このとき植木さんに可愛がっていただいたこともあって、亡くなったとき遺品のおすそ分けとしてストローハットをいただいた。実は、もう一つ植木さんの作品を作る予定をしていたのだ。植木さんの歌の力を引き出すような企画を練っていた。ご本人も乗り気で、健康も充実していると思われたのだが、突然病魔が牙をむき、植木さんは帰らぬ人となり、企画も幻となってしまった。 2006年初頭、北の地で「冬のソナタミュージカル」が開かれ、ユン監督を激励するため札幌飛んだ。雪祭りさなかの舞台であったが、会場にはファンの熱い思いが溢れていた。 同じく7月には、世田谷でウルトラマン展が開かれ、シンポジウムで伝説の編集長、内田勝さんとご一緒して対談する。「あしたのジョー」や「巨人の星」の時代を内田さんは熱心に語った。2年も経たないうちに、内田さんが物故するとはこのとき予想だにしていなかった。この夏には、急死した映画監督黒木和雄のフィルモグラフィーのようなETV特集「戦争へのまなざし」を制作した。久しぶりに硬い番組で、黒木監督の反戦論を説いた。ギャラクシー月間賞を受賞した。 2006年暮れから、文楽の闘う三味線、鶴澤清治さんに密着する。ここから、私の古典芸能3部作が始まることになるのだが、当初はまったく経験したことのない古典芸能の世界にとまどうばかりであった。 2007年から9年にかけて、なにより大きなことはサブカルチャーに力を注いだことだ。 まず、2007年3月24日にETV特集「あしたのジョーの、あの時代~団塊世代 “心”の軌跡」を制作し放送した。昭和23年生まれの自分にとっての意味を問うつもりで企画を立てた。少年、青年期に夢中になったマンガが甦った。 続いて、2007年10月21日には、日本SF作家クラブ50年を記念して、ETV特集「21世紀を夢見た日々 日本SFの50年」を放送した。車椅子ではあったが、小松左京さんがご存命であった。このときに収録したSF第1世代の巨匠たちの声は貴重な記録となったと自負している。この番組で、私は久しぶりにディレクターを担当した。 明けて、2008年。11月30日にはETV特集「新しい文化“フィギュア”の出現~プラモデルから美少女へ~」を放送した。前からリスペクトしていた伝説のボーメさんに密着した。フィギュアという文化には今も深い関心がある。もう一度、フィギュア文化の番組を制作して、世にこれがもつ美、奇怪さ、ファンタジーなどその魅力を喧伝したい。 2009年には少年週刊誌創刊50年を記念して、ETV特集「全身漫画家~真説・赤塚不二夫論~」が3月29日に放送された。これは、2009年5月5日に総合テレビで放送した、特集「ザ・ライバル~少年サンデー少年マガジン物語」の兄弟版にあたる。 さて、私の近年のサブカルチャー番組を挙げてみたのだが、気がついてもらえただろうか。 2007年3月24日、ETV特集「あしたのジョーの、あの時代~」 2007年10月21日、ETV特集「21世紀を夢見た日々 日本SFの50年」 2008年11月30日、ETV特集「新しい文化“フィギュア”の出現~」 2009年3月29日、ETV特集「全身漫画家~真説・赤塚不二夫論~」 すべてETV特集90分の大枠でビデオ構成しているということだ。本気で現代のサブカルチャーの本質に迫りたいと願ったのだ。ETV特集という生真面目な番組枠で、サブカルチャーがその題材として十分相応しいということを主張したかったのだ。私の心が若い人たちに通じただろうか。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2012-10-24 16:32
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Comments(1)
Commented
by
うろ
at 2012-10-24 19:51
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「日本SFの50年」の制作がされることをこのブログで知り、
OAを楽しみにしていました。 今年展示会の開かれた大伴さんの話題もあり、 興味深くテレビを観た覚えがあります。 当時は放送時間がもっとあれば、と思ってました。 会合の開かれた新宿の中華料理屋さんにいつかいきたいなぁ、 と思っていたらあれからもう5年前ですか!? 時間のたつのはあっという間ですね・・・。
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