月光柱
荘厳な山岳地帯。冬の寒気がきつい日などに、空中の氷の結晶が太陽光を反射して光の柱が出現する。太陽柱(サンピラー)と呼ばれる現象だ。月の光でも起きることがある。満月の強い光のときに起きやすい。月光柱という。この月光柱という現象を目撃した人はいるが、映像で記録したものはまだないようだ。
玉木宏さんはその月光柱を撮影したいという意向を示したことから、「裸にしたい男」の主題が決まった。といっても厳寒の3000メートル級の高山での撮影だ。当然、安全をどう担保するかが、我われ制作するものの大きな課題となった。
この企画を実際に動かしたのが、制作会社の渋谷P。彼は10年前に穂高を舞台にドキュメンタリーを撮影した経験があり、そのときの縁でつながった山の男たちのサポートを受けて、この番組の結構ができた。
さて、2週にわたって放送される「裸にしたい男・玉木宏」の前編は無事に放送された。来週は後編。4日の行程の1日目は順調に進んでいったのだが、2日目から思いがけない展開となる。(と語って、次回への期待を)
なにげない装備にみえるかもしれないが、アイゼンを使う登山というのは難易度が高い。深い雪のなかを登って行く。見かけ以上に辛く激しい運動となる。玉木さんは一度も弱音をはかなかった。
後編。いよいよ玉木さんを裸にする。なぜ、そういう状況になったか。見てのお楽しみ。
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