最後の坂で
与えられた枚数50枚。2万語。締め切りは12月23日。いったん納めたあとの直しはあり。
こういうルールで今原稿を書いているのだが、最後の段階に至ってなかなか筆が進まない。
むすびの章で行き悩んでいる。頭から書いて来て、結論で良い答えが生み出せない。ということは途中経過もうまくいっていないということだろうか。不安になってくる。
とにかくこれを済まさないと先にいけない。仮にこれを放り出して他の作業、例えば、新しい番組企画を立てようと思っても心弾まない。それどころか、憂鬱になってくる。なにはともあれ、この月の半ばまでに仕上げたいと願っている。
その合間に新しい本を購入して、ちょっと浮気する。岩橋邦枝の『評伝 野上弥生子〜迷路を抜けて森へ』まだ読み始めたばかりだが、岩橋のうまい文章にすいすい乗せられる。30分で67ページ到達。
60代の野上があの京都の哲学者田辺元に恋をしたという話は知っていたが、かくまで詳細なものは読んだ事がない。
これから起こって来る壮年期の野上の人生は面白そうだ。
年をとって分かることというのはいくつもある。そのうちのひとつ。これほどトイレが近くなるとは想いもよろらなかった。
むろん、前立腺に問題ありとするのだが、なくても60の坂を越えると、排尿はいろいろ厄介な状態になるというのを聞いてちょっと安心。なんだ。みんなそういう悩みをかかえているのだと安心したのだ。
冬ソナの特番を作っていた頃は、あの極寒のナミソムに4時間も並木に立つことができたのに。今じゃ、せいぜい1時間。つい5年ほど前なのだが。
今から、ちょっと雪を見に行って来ようと思う。
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