コロッケの真理
昨夜の「ディープピープル」はコロッケ、コージー冨田、ミラクルひかるらのものまね3人組。コロッケの芸に対する執念はすごい。形態模写のために、顔面のいたるところを動かす練習をしていて、ついに頭の筋肉を動かすコツを掴む。その件(くだり)を、コロッケさらっと流すが、実際にはたいへんな練習だったと推定される。
熊本出身で訛りがきついので、彼は口数が少ない。がけっして無口ではなく、それなりの説明、トークはやるが、きわめて少ない。禁欲的にすら思える。話芸でなくファルスが身上なのだ。この人が人を笑わせる芸ということに命を懸けていることは、発言の端々から分かる。
本人の持ち歌ではなく、違う曲を歌った方が似て聞こえるというくだりで、コロッケは徳永英明で童謡「ぞうさん」を歌ってみせる。徳永の持ち歌を真似るより、より徳永らしい歌いっぷりになる。
その昔は、形態模写だけで、歌は歌わなかったが、近年は歌自体もしっかりこなす。これも鍛錬の賜物であったようだ。
ミラクルひかるが声作りの悩み打ち明ける都、コロッケは「諦めずに歌い続けることで声帯が強くなる」と語る。さらっと言うが、相当の蓄積を積まないとそうはならないはずだ。
彼の芸談は、番組作りのタメになるなあ。
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