夜をはしる鼠のごとく
朝寝をしていたら、突然サイレンが鳴り、「津波警報、訓練です」という大音響が流れた。
大磯は太平洋に面しているから津波は要注意地帯。海岸に大きな護岸壁があるが、3・11でまったく役に立たないことは証明ずみだから、逃げるしかない。
有り難いことに我が家は紅葉山の頂にあるから逃げなくて良い。普段は山の家は不便だとかしんどいとか評判が悪いのだが、大地震以降、安全地帯として家人から見直されるようになった。遅い鶯が鳴いているのを聞きながら、亦寝した。
昼過ぎ、東京へ向かう。途中大船で下車。駅中の立ち食い寿司に寄る。ここのおまかせ寿司は7カン650円。値段も手頃で酢メシが美味しい。いつ行っても行列が出来ている。だが、立ち食いだから客の回転が早くすぐ席につける。
明日は6月の句会。今日中に投句しておかなくてはならない。当季雑詠4句、課題詠4句。課題は梅雨、動物園(植物園、水族館)、笛・琴・尺八。半月の間、頭の隅でごちゃごちゃ考えているのを、締め切り前日に一気に吐き出すのだ。夜をはしる鼠のごとく。この文言は木俣修か誰かの短歌の一節だが、なんとなく気にいった。だが俳句には長過ぎて使いにくい。
ちょっと気取って作りこんでみるか。
雨知らに夜更けの薔薇のささめごと
薔薇が夏の季語と知って詠んでみた。
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