マックショップにて
昨夜、パソコンが毀れた。キャメロン・ディアス主演の映画をマックで見ていたときのことだ。
映画を1時間ほど見た途中で、予備電源で作業を続行、という表示が出た。電池の容量が減衰したのだ。慌ててコードをコンセントにつなぐ。なのに5分ほどして、画面が突如白くなった。ボタンを押しても応答がない。やがて、パソコンはまったく動かなくなった。ツタヤでレンタルしたDVDが中にはまったままだ。
台風9号が北上を続けている今朝の10時、私は公園通りにあるマックショップにパソコンを持っていった。このサービスショップではマックのパソコンのトラブルに対して相談にのってくれる。予約が必要だが、ネットが苦手なので直接訪問。すると、50分待ちと案内された。
11時過ぎ、カウンターで、持ってきたパソコンを見せて機械のチェックをしてもらう。
対応したエンジニアはテキパキと機械の状態を調べる。風貌はいかつい荒法師といった感じで坊主頭の30代、青いTシャツを着ている。外観に似合わずドライバーを器用にくるくる回して裏パネルを外して、パソコンの通電の状態を調べている。どうやら、電池を含む電気系統に故障が発生したらしい。そのパーツを取り替えねば直らないと宣言された。困った。レンタルDVDの抜き取りが出来ないと、レンタルビデオ屋への弁償がたいへんだ。ということをこぼすと、窓口のエンジニアは「正直にツタヤで話すと、ちゃんと処理してくれますよ」とアドバイスしてくれた。だが提示された修理見積額はけっして安くない。
結局、パソコンは工場に送って修繕修理することになった。何もしなければ動かないから有料の修繕に応じなくてはしかたがない。およそ4万円かかるという、痛い。
エンジニアは修理メモを作成しながら、「場合によっては、中のデータが失われることもあるかもしれませんが、いいですか」と聞く。いいも悪いも仕方ないじゃないか――。
「消えるのは仕方ないけど、見られたくないデータを見られるのは嫌だな」と軽口をたたくと、「おっと、ロリコンとかSMとかですか」と悪乗りするエンジニア。きっと睨んでみせると、「冗談ですよ、なにせ守秘義務というのがありますから」とわざとらしい言い訳をした。「でも、めったに見られないものを見られるという余得もあったりして」とからかうと「そりゃあ、まあ。こないだなんてね・・・」とおしゃべりは際限ない。
マックショップは贅沢な店舗だった。相当もうかっているのだろう。4万円の修理代なんかただにしてほしいものだ。
来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
人気blogランキング