定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
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なーんだ知っていたくせに

なーんだ知っていたくせに

本日は有休をとった。年度末になって、気がつくと20日ほど有休が残っている。たしか、3年前の第一次定年をむかえたときも、40日ほどの休みを捨てたことがあった。だいたい仕事人間だからすぐ会社へ行くくせがついてしまったのだ。昨日のロミさんの話で、有休はサラリーマンの大切な権利です、という言葉を思い出した。一昨日もロケに出て、昨日も終日外出していたから1週間休んでいない。ここでちょっと休むことにした。といっても出社して昼までオフィスにいたが、なんとなく映画を見たくなって、「今日は休みにするわ」と言いおいて退社した。渋東シネタワーでやっていた「チェンジリング」でも見ようかなと、駅まで歩く。

昼からの興行が13時45分。それまで1時間あるから、ツタヤに入る。店内放送で、今日は半額日とアナウンスされると、DVDが借りたくなった。で借りた。「アメリカを売った男」「ヒトラーの贋金作り」「長い長い物語」の3本。これを借りたら映画を見る気が失せた。ツタヤ地下一階のコミックスコーナーへ回る。すると、今私が調べている赤塚不二夫本、藤子不二雄本がずらりと並んでいた。興奮して、単行本とコミックスを1万円ほど購入。そのなかに、藤子不二雄Aの「愛・・・知りそめし頃に・・・」の一巻から5巻までがある。意味深なタイトルだなと思って開いた最初の一巻、冒頭に、愛・・・知りそめし頃にのエピソードが出て来る。主人公の満賀道雄こと藤子不二雄A21歳。彼が暇そうに写生をしているトキワ荘、昭和31年2月から物語で始まる。そのアパートの廊下でとびきり美しい女性と出会う。このとき藤子不二雄Aはドキっとしてハートマークが浮き出る。掃き溜めにツルではないかと、仲間の藤子F不二雄とも話し合う。この女性こそ小野寺由恵19歳、石ノ森章太郎の美しい姉だった。

石ノ森章太郎はこの三つ違いの姉のことが大好きでありせつない存在でもあった。というのは、彼女は幼い頃からひどい喘息で、そのため高校を行くことも断念したほどだ。病弱であったが、読書が好きで短歌をよくした彼女は、石ノ森章太郎の一番の読者であった。石ノ森は深く姉を愛した。シスコンだ。この姉は、ときどき上京して石ノ森章太郎の面倒をみるためにトキワ荘にやってきた。そして、次第に寺田ヒロオ、藤子不二雄、赤塚不二夫らと交友し、時には富士五湖までピクニックに出かけることもあった。トキワ荘グループのまさに紅一点だった。

この姉がある夜枕を並べて眠る石ノ森章太郎に、このアパートに好きな人がいるということを告白する。それを聞いた石ノ森は憤然と「そんなことを考えるより、病気を治すことのほうが先だろう」と姉を説諭する。石ノ森は少し妬いたのかもしれない。姉はさめざめと泣いた。その泣き声を石ノ森章太郎は後に思い出して、自分を責めるのだ。
姉はそれから半年もしないうちに、トキワ荘で突然発作を起こして急死した。
このことを記した石ノ森章太郎のエッセーには姉の思い人の名前は××さんとしかなかった。今回、「赤塚不二夫」特集を制作するにあたり、私は関係者にこの件についても訊いて回った。「それは我孫子素雄さんしか考えられない」という確証を、関係者から私は得た。
 
10日ほど前に、私は藤子不二雄Aさんにインタビューした。「石ノ森氏のお姉さんが好きだった人を知っていますか?」「え、誰ですかねえ」「藤子不二雄A先生、あなたですよ」「ええ恥ずかしいですよ、そんな40年も前のことを」といって藤子不二雄Aさんはおおいに照れていた。そのときは、この「愛・・・知りそめし頃に・・・」を読んでいなかったから、藤子さんも意外なことでびっくりしたんだなと思っていた。藤子さん自身はお姉さんのこと以外の別の人を懸想していたので、お姉サンの思いには気づいていないのだと思っていた。

ところが、「愛・・・知りそめし頃に・・・」では、満賀道雄はしっかり小野寺由恵を意識していたではないか。私がインタビューしたとき、藤子不二雄A先生は照れてトボケていたのだ。ということを今発見した。あのとき、事務所でのインタビューだったから、アシスタントや関係者が部屋の端っこで聞き耳を立てているから、おおいに照れたにちがいない。でも、この恋物語、なんとか形にしたいなあと思っている。

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by yamato-y | 2009-02-23 19:23 | 少年誌の青春時代 | Comments(0)
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